金霰鮫打刀拵〈中身備州長船祐定/〉
きんあられざめうちがたなこしらえ〈なかみびしゅうおさふねすけさだ〉
工芸品 / 安土・桃山
- 福岡県
-
桃山
- 柄は朱漆鮫着せ熏革菱巻きにし、鞘は鯉口から返角までを青漆塗り、下半を金圧出し霰鮫の薄板で包む。金具は頭を金地波文彫、目貫を桐紋、赤銅地色絵、縁を赤銅地波文彫、〓を銀磨地とし、鐔は角丸形の鉄鐔をつける。
(中身) 鎬造、丸棟、先反り、中鋒延びごころの刀。鍛は板目やや流れる。刃文は広直刃、小足、葉入り、下半に小互の目交じり、砂流かかる。帽子は表は小丸、裏は掃きかける。茎は棟を磨り、先刃上り栗尻、鑢目切、目釘孔三。
- 総長91.2 総反4.8 (㎝)
中身 長61.2 反2.2 元幅3.2 茎長15.8 (㎝)
- 1口
- 福岡県福岡市早良区百道浜3-1-1
- 重文指定年月日:19820605
国宝指定年月日:
登録年月日:
- 福岡市
- 国宝・重要文化財(美術品)
打刀は室町時代以降、武将の間でも盛んに用いられはじめ、桃山時代には華やかな意匠の拵がつけられるようになる。本品は「あたき切」と号する黒田如水の佩刀祐定につけられた拵である。鞘を青漆と金霰鮫で大きく色分けし、金具に各種の地金を用いた豪華な作りで、桃山時代の特色をよく示した優品といえよう。
なお、金具の製作ははばきに「小〓明寿」の銘があることから、京都の埋忠明寿の手になるものと考えられる。