葛箱 つづらばこ

工芸品 / 鎌倉

  • 鎌倉
  • 葛編製。蓋は三重襷、中央に菱文、左右に洲浜形文を入れ、身の縁は三重襷、菱文。身の縁は三重襷、菱文。底、菱文繋ぎに編む。底裏に「九」の墨書がある。
  • 総高15.5cm、縦26.5cm、横37.5cm、蓋高9.0cm
  • 1合
  • 重文指定年月日:19660611
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 称名寺
  • 国宝・重要文化財(美術品)

 審海所持という寺伝がある覧箱である。この編方は、今日水口細工として残っている。その遺例は正倉院や春日大社にあるが、やや趣を異にしている。正倉院のものは竹や桧などの材質で縁取りをし、菱文などに蘇芳染、銀泥などの塗料を施している。春日大社(国宝・本宮古神宝類)のものは、葛編の胡簶や箱であるが、前者よりも編み模様を複雑に展開している。
 この点、本作品もこの系統を引くもので、巧みな編方で模様を表している。鎌倉自体の葛編製の箱として他に類例をみない。

葛箱

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