金銅菩薩形立像 こんどうぼさつけいりゅうぞう

考古資料 金属製品類 / 飛鳥

  • 山口県
  • 飛鳥時代
  • 青銅製の像形に、表面を鍍金で仕上げた金銅製。緑錆と摩滅のため、印相をはじめ像容に関しては明確な部分は少ない。右手は下げて左手は左胸前で施印するか、蓮蕾などを所持する様子である。髻(あるいは冠)が高く、面長で三頭身、なで肩のシルエットとなる。両足の甲からつま先が見える表現で裙は両足間で窪む衣文様式をとる。背面は平坦で、背中下部から臀部にかけて小さな突起が存在したような痕跡がある。
  • 像高3.3㎝、重量7.3g
  • 1躯
  • 山口県防府市桑山二丁目1番1号
  • 防府市指定
    指定年月日:20120508
  • 防府市
  • 有形文化財(美術工芸品)

本像は平成17年(2005)実施の周防国府跡第153次調査(国衙5丁目)で出土した。ただし遺構に伴う出土ではなく、耕作土のすぐ下にある明褐色土中からの出土である。同調査では本像の由来に関する遺構や遺物は得られていない。
出土地は、律令期に周防国府の中枢機関が所在した段丘の中を南下していた小規模な河川の氾濫原にあたる。この調査区では、試掘段階では7世紀末~8世紀初頭の遺物が多く出土し、古代から近世にかけての大量の土器や、近代の銅製品が出土している。

金銅菩薩形立像

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