絵画
わが国に渡来した高麗仏画は比較的少ない。本図は、図中の銘記により、至大二年(一三〇九)寿壺堂徐氏なる人物の供養により作られたことが知れる。阿弥陀、観音、勢至はそれぞれに両脇侍を従える三尊形式であらわされた珍しい作例で、繊細な描写、典雅な彩色、さらには装飾的な筆致によって技巧をこらし、高麗仏画の一典型を示す作品というべきであろう。
絹本著色阿弥陀如来像
絹本著色楊柳観音像〈徐九方筆/至治三年六月の年記がある〉
徐九方
絹本著色阿弥陀曼荼羅図