木造十一面観音像懸仏 もくぞうじゅういちめんかんのんぞうかけぼとけ

工芸品 / 鎌倉

  • 鎌倉 / 1228
  • 一材を彫りだし、表面漆箔をほどこした十一面観音坐像の懸仏。円板の縁に造り出しをもうけ、中央の頂点は破損しているが当初の懸穴と考えられる。現在はその左右に小さな穴をもうけて懸穴とする。
    像容は、蓮華台座に坐す十一面観音像で、量感豊かに彫り出す。右手に水甁、左手に数珠を持つ。頭上の化仏は二段につくられる。背に頭光、身光を線条で彫り出す。
  • 面径 縦36.4  横35.7   
    縁厚1.2  像高28.4   (㎝)
  • 1面
  • 重文指定年月日:19740608
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 昌林寺
  • 国宝・重要文化財(美術品)

 桂材に十一面観音坐像を彫出した懸仏である。木造の懸仏は比較的東日本に多く残されている。これは同種の懸仏の中でも彫技がすぐれ、像容は鎌倉初期の作風を示しており、背面に安貞二年(一二二八)の銘文が墨書されている木造懸仏として現存最古の貴重なものである。

木造十一面観音像懸仏

ページトップへ