色絵花鳥文八角大壺〈伊万里/〉
いろえかちょうもんはっかくだいこ
工芸品 / 江戸
- 東京都
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江戸
- 扁平な球状の鈕を有する整った半球形の蓋を伴う大型の八角色絵壺である。白磁質の素地に淡い青味を有する透明釉を掛ける。胴には二面ずつ用いて四方に窓絵を開け、樹木と太湖石、梅、鳥などの二種類の花鳥文を交互に余白をとって配し、間には亀甲繋ぎ、龍、鳳凰、菊唐草を描き赤と緑の上絵具を基調にして金彩を施す。蓋にも同様な文様を描く。
- 総高72.0 身高58.0 口径22.5 胴径41.4 底径20.7
蓋高15.8 口径18.2 縁径22.8 (㎝)
- 1口
- サントリー美術館 東京都港区赤坂9-7-4東京ミット゛タウンカ゛ーテ゛ンサイト゛
- 重文指定年月日:19960627
国宝指定年月日:
登録年月日:
- 公益財団法人サントリー芸術財団
- 国宝・重要文化財(美術品)
かつてヨーロッパへ輸出された伊万里色絵磁器で近年里帰りしたものである。共蓋で高さ七〇センチを越す大作ながら端正な器形を示し、赤と深い緑を主調とする色絵には、中国・明末から清初の南京赤絵の影響が認められる。また窓絵に見られる余白を十分に生かした構図は1670から80年代の伊万里・柿右衛門様式に認められるものであり、本作品も同時期に製作されたと考えられる。謹直ながら行き届いた絵画的描写と巧緻で華やかな賦彩の上絵は優れた作行きを示し、最盛期色絵磁器を代表する優品である。