工芸技術 陶芸
- 選定年月日:19780325
- 記録作成等の措置を講ずべき無形文化財
楽焼は茶の湯の道具として焼かれた我が国独特の陶芸で、桃山時代千利休の指導によって、初代長次郎が初めて製作したものとされている。楽焼の器には茶碗・水指・香炉・香合・食籠【じきろう】などがあるが、中でも楽茶碗は「一楽、二萩、三唐津」といわれ、古来斯道の評価の高いものである。今日製作されている楽茶碗は、主として赤楽茶碗と黒楽茶碗の二種類で、両者は伝統的にそれぞれ釉法、窯、焼成法を異にする。成形は手ずくねで、自家製の金ベラ等で削り出して形を作る。