工芸技術 陶芸
- 選定年月日:19570330
- 記録作成等の措置を講ずべき無形文化財
織部【おりべ】は、桃山時代の慶長ごろ、現在の岐阜県土岐市九尻で創始されたわが国独得の窯芸で、茶人で武将であった古田織部の好みによって焼かれたものといわれている。以来その周辺一帯に広まったが、江戸初期以降は、むしろ尾張の瀬戸地方がその主産地として知られるようになった。
器の一部に、土灰釉に銅を混ぜた緑釉を塗り、白く残した部分に鉄絵模様を配した作調が、青織部と呼ばれる代表的様式で、斬神警抜な意匠に特色がある。その他、総織部・鳴海織部・赤織部・黒織部・志野織部といった様式・技法上の区別がある。