花莚には織り込みと捺染の別があります。前者は藺草を染色して織機にかけて模様を織り出し、後者は畳表のような無地物の表に柄を切り抜いた型紙を置き、染料を直接擦り込み染めます。 1912年創業の三宅松三郎商店は、花莚に使う藺草は畳表用とは異なる適度の太さと柔軟性のある最高の物を精選し、独特の技術で色染めした藺草を1本1本丁寧に模様を織り上げていきます。かつて柳宗悦は、その誠実な仕事ぶりに心を打たれました。 豊かな色彩と涼しげな感触は、湿度の高い我が国の夏には最適の敷物です。芹沢_介の図案による花莚は室内を華やかに、しかも清々しくします。