東海道五拾三次之内 9 大磯《虎ヶ雨》 とうかいどうごじゅうさんつぎのうち 09 おおいそ とらがあめ

版画 木版画

  • 歌川広重  (1797-1858)
  • うたがわひろしげ
  • 日本
  • 天保4-5年(1833-34)
  • 木版多色刷
  • 22.6×34.4cm
  • 1

画面右に見える山は「平塚」でこんもりと描かれていた高麗山。この高麗山には『曾我物語』の曾我十郎と恋仲であった虎御前が、彼の死を嘆き出家して結んだ庵があったといわれている。副題の「虎ヶ雨」とはこの虎御前が十郎をしのんで流す雨のことで陰暦の5月の終わり頃の降る雨をいう。西行法師が「こころなき身にもあわれはしられけり鴫立沢(しぎたつさわ)の秋の夕暮れ」と詠んだ、小余綾(こゆるぎ)の磯が画中左に広がる海岸である。

東海道五拾三次之内  9 大磯《虎ヶ雨》 とうかいどうごじゅうさんつぎのうち 09 おおいそ とらがあめ
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