碇蒔絵大鼓胴 いかりまきえおおつづみどう

漆工 能楽 / 室町

  • 室町時代(塗蒔絵 江戸時代) / 16世紀(塗蒔絵 17世紀)
  • 直径11.5cm 高29.0cm 重量721g
  • 1筒
  • 渋谷区千駄ヶ谷4-18-1 国立能楽堂
  • 収蔵品番号 GK20
  • 独立行政法人日本芸術文化振興会
  • 未指定

大鼓は能楽で用いる打楽器で、小鼓と同様、胴・革・調べ緒からなるが、大鼓のほうが一回り大きく、胴は全長約28センチで、主に桜材で作られ、形も節が設けられて異なる。革は直径約23センチで、馬の尻や背中など厚手の革が多く用いられる。胴と革は調べ緒で連結されているが、小鼓のように締め付け具合で音の高さを変化させることはなく、演奏前に革を炭火にかざして乾燥させることで、高く硬質な音を出す。
 初代折居(おりい)作とされる大鼓胴である。請(うけ)は磨地で、巣間(すあい)に浅い知らせカンナがある。黒漆地に碇を大胆に大きく一つ平蒔絵で、碇の綱を高蒔絵で表す。小鼓胴・大鼓胴は、上下を定めないような構図が多いが、本胴は上下が明らかで、しかも非凡な構図で配置した稀有な例である。
 シテ方観世流・楠川正範(1907~1969)の旧蔵品である。

碇蒔絵大鼓胴 いかりまきえおおつづみどう

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