穢土

絵画 日本画

  • 小嶋悠司  (1944-)
  • コジマ、ユウジ
  • 昭和59年 / 1984
  • 岩絵具、テンペラ・キャンバス・額・1面
  • 182.5×280.0
  • 右下に書込み、署名
  • 11回創画展 東京都美術館 1984

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穢土
The Impure World
1984年
岩彩、テンペラ・麻布
182.5×280.0cm
右下に書込み、署名:穢土 y.Kojima
1984年 第11回創画展
この作品で作者がとった技法は次のようなものである。
1.麻布に濃い膠で溶いた黄土系の色で下塗りをする。
2.その上に墨と黄土でデッサンをする。
3.その上に金箔を直く。
4.その上に墨や卵白で溶いた泥絵共で線描きをする。
5.岩絵具をかけてはそれを削る。
6.最終的に薄く仕上げる。
このように彼の手法は、下絵を別のところで制作して本紙に写すという従来の日本画とは全く典なる。色面と線描をくり返し積み重ね、その重層性の向こうに金や岩絵共の色が見えかくれするものである。70年代の《凝視》や《穢土》のシリーズの中で、作者は、こうした技法を通じて人間の根源的なイメージをつかみとってきた。この作品でも、冥界を思わせる褐色の画面の中にいくつもの人体が浮かび上がり、生ける人間の煩悶、あるいは死への怖れといったものが表わされているようである。

穢土

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