江戸
金沢藩主前田利家の正室、前田まつの折紙消息。利家は豊臣五大老の一人であったが、その死後嫡男利長の時に家康に対する配慮から、芳春院は人質として十五年間江戸で過ごした。この消息は江戸在住中と考えられ、宛名は帯封を切ったので「かも□」と不詳である。二人の小袖を送る祝儀の内容で、「ひせん事」は備前守利長かと思われる。(『名筆へのいざない―深遠なる書の世界―』海の見える杜美術館2012 解説より)
消息 御姫宛 七月吉日 「此月中ニ」
細川 三斎(忠興)
消息 大僧正宛 「こん日上様」
英勝院
書状 正月廿日 「其方事」
毛利 輝元