版画 木版画 / 江戸
天竺に渡って華陽夫人と化した悪狐は、この国の王である班足王の寵愛(ちょうあい)を受けます。本図は、華陽夫人が班足王を諌(いさ)める采姫を讒言(ざんげん)によって陥れ、王の面前で樹に縛りつけ采姫の眼・耳・口を矢で射抜いてなぶり殺しにするという残虐な場面です。画想を借用した『画本玉藻譚』には遠景が描かれません。ここでは国芳独特のうねるような白雲がたなびく空をバックに異国風の建物を背景に添え、さらに強烈な色彩やことさら強調した陰影表現を施しています。【江戸の絵画】
和漢準源氏 乙女悪狐華陽夫人顕
歌川国芳 伊勢芳版
二十四孝童子鑑 唐夫人
歌川国芳 若狭屋与一版
北亜墨利加合衆国華盛都府之図
歌川芳虎画 伊勢屋喜三郎版