工芸品 染織 / 江戸
天保十五年、洛中で貸家業を中心に営む家に生まれた女子のために調えられた御殿飾り雛。江戸時代の文献には、上方の雛飾りは御殿の中に雛人形を配するのが特徴で、蒔絵の雛道具などは数も少なく、おくどさんや台所など庶民的な道具が加わると記されるが、この雛飾りは、珍しく、抱き菊の葉に菊の紋を散らした豪華な雛道具が添っている。
御殿飾り雛
雛人形および雛道具