法華経 八巻 ほけきょう

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平安貴族が功徳を積むべく、善美を尽くして作り上げた装飾経の一つ。紫紙の見返しには、金銀の切箔を散らし、銀を主体に緑、群青、朱などで彩色された釈迦説法図や山水などの自然景観などを描く。巻5冒頭の提婆達多品には女人救済について述べられており、見返しにも釈迦のもとへ向かう龍女が描かれている。この法華経は平安時代後期に貴族たちの手によって多数制作された華麗な装飾経の一つであり、全八巻が揃う貴重な資料である。巻末に見られる「しん女かく」等の奥書から、結縁者が女性であったことがわかる。水戸徳川家より伝来したと伝えられる。

法華経 八巻 ほけきょう
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