御所人形 被布立姿 ゴショニンギョウ ヒフタチスガタ

工芸品 染織 / 江戸

  • 江戸時代・19世紀
  • 高31.5cm
  • 1躯

額に鬢幅(びんぷく)をつけた童髷(わらわまげ)に、白小袖、山繭縮緬(やままゆちりめん)の被布(ひふ)を重ねた可愛らしい公家の少年の姿である。鬢幅は元服前の公家少年の特殊な髪形で、前髪を細く2筋とり、2つの輪として額に垂らすのをいう。後にはその髪形を別にこしらえておき、冠下(かんむりした)に結った髪に結びつけた。この人形にはその方式が忠実に写されており、風俗資料としても注目されよう。御所人形は文字通り御所に関係して始められ次第に市井に及んだが、本品などは公家で行なわれた典型をしめし、優れた作域と高い気品をうかがわせる。

御所人形 被布立姿 ゴショニンギョウ ヒフタチスガタ
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