茶の湯釜 ちゃのゆがま

工芸技術 金工

  • 指定年月日:20211028
  • 重要無形文化財

我が国の伝統的な鋳物の一つに茶の湯釜がある。初期の主な産地は福岡県芦屋、栃木県佐野天命であるが、その後、茶の湯の流行に伴い釜の制作は隆盛し、桃山時代には京都三条に釜座が置かれ、茶人好みの釜も作られるようになった。江戸時代には盛岡、山形、金沢など各地で地方的特色のある釜が制作されている。
 茶の湯釜制作技法の特色は、主に木型【きがた】(規型)で挽いた惣型【そうがた】や生型【なまがた】の鋳型を用い、あらかじめ外型に施した「箆押」や「肌打」によって文様や釜肌の味わいを鋳出することなどである。伝統的な原材料は砂鉄から製錬した和銑【わずく】であり、錆びにくく耐久性に富む茶の湯釜が作られている。

茶の湯釜

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