三代目中村歌右衛門の松浪蔵人、初代坂東重太郎の奴鳴平
さんだいめなかむらうたえもんのまつなみくらんど、しょだいばんどうじゅうたろうのやっこなるへい
版画 木版画 / 江戸
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春梅斎北英
- しゅんばいさいほくえい
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上演:天保2年(1831)1月 大坂中の芝居「けいせい繁夜話(しげしげやわ)」
- 大判錦絵二枚続
- 38.4×27.0、39.0×26.4 (cm)
- 千代田区隼町4-1 国立劇場
- 落款:春江斎北英画
版元:本屋清七
登録番号81494
芝居版画等図録18-035
- 独立行政法人日本芸術文化振興会
大凧に乗って名古屋城の金の鯱を盗んだと伝えられる柿木金助が登場する歌舞伎で、上方では上演を繰り返す人気の演目であった。金助と松浪蔵人を一人二役で演じることは、この歌右衛門から始まった。本作に描かれた演出は確認できないが、役者評判記『役者武勇問答(やくしゃぶゆうもんどう)』では、鳴平が腹を切って血潮に浸した笛を吹くと蔵人が謀反人に変わる、という場面がある。そこへ至るまでの演技であろうか。華やかさと躍動感にあふれる画面を構成している。