川口市三ツ和遺跡において出土した木簡4点と、その関連資料52点で構成される。
4点の木簡は、いずれも記録簿であり、 具体的な年号 「仁寿元年(851)」や地名「小渕村」が記され、古代の利息付き貸借制度である出挙の実態や、労働の際の稲の支給の実態が分かる。
最大の特徴は、木簡が大型の曲物の底板材から転用されており、さらに火鑚板に再利用され、そして最終的に補強材として井戸枠に差し込まれていたことである。
関連資料52点は、木簡とともに井戸を構成する井戸枠と補強材、また井戸の埋め土中から出土した 須恵器及び土師器である。