絵画 / 清
図中には、孫承沢(そんしょうたく)、宋犖(そうらく)等、明清時代の著名な収蔵家の鑑蔵印が多数捺されているが、図自体は作風から清朝後期のものと見なされ、信用しがたい。この種の普賢菩薩像の原図は、京都の真正極楽寺(しんしょうごくらくじ 真如堂 しんにょどう)に伝わる南宋本に求められるが、元来宮廷コレクションであったこの図は、早くから摸写が試みられたようで、台北故宮博物院蔵の繍仏をはじめ、いくつかの摸本が伝わっている。本図もまた中国での重摸の過程を伝える一本として興味深い。
真如堂普賢菩薩像模本
秦宝英
布袋図(善阿印)
伝牧谿
榴花小禽図
伝林椿筆