陶芸 黄瀬戸・織部 とうげい きぜと おりべ

工芸技術 陶芸

  • 愛知県登録
    指定年月日:20230804
  • 無形文化財(工芸技術)

 加藤圭史氏は、瀬戸市赤津地区で代々製陶業を営む陶房「作助窯」五代加藤作助の長男として生まれた。平成7年に愛知県立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻を修了し、生家で作陶活動に入った。平成10年に東海伝統工芸展で初入選、翌年に日本伝統工芸展で初入選して以来、瀬戸における黄瀬戸や織部などの伝統的な技法をベースとしつつ、自身の創意工夫を凝らした、芸術性の高い作品づくりを展開している。一方で、公益社団法人日本工芸会東海支部の幹事や、愛知県立芸術大学の非常勤講師を務め、伝統工芸の普及振興や後進の指導にあたっている。
 圭史氏の祖父にあたる四代加藤作助氏は愛知県指定無形文化財「陶芸 織部・黄瀬戸・御深井焼」、父の五代作助氏は同「陶芸 織部・黄瀬戸」の保持者として認定されている。当代の圭史氏は、瀬戸赤津において歴史ある窯元を受け継ぎ、黄瀬戸・織部を中心とした伝統技法を継承している。その一方で近年は「条紋」や「流華紋」と題し、器体の曲面と刻線文様が響きあう、躍動感ある造形作品を相次いで発表しており、伝統を生かした独自の作風を確立しつつある。なお、東海伝統工芸展への近年の発表作品は黄瀬戸の作品を中心としている。
 加藤圭史氏は伝統的な窯元を守り伝えながら、独創的な世界を構築しつつある。「黄瀬戸・織部の技法によって新たな作風を創出していることから、「陶芸 黄瀬戸・織部」を愛知県登録無形文化財(工芸技術)として登録し、加藤圭史氏をその保持者として認定する。

陶芸 黄瀬戸・織部

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