表紙の題箋には「御江戸景清」の略外題のほか「河竹黙阿弥自筆稿本」「完」また、「河竹蔵」の朱印がある。また、本資料を収めた封筒には河竹登志夫氏の筆跡らしいペン書きで「一八五〇(嘉永三)河原崎座、天保の改革で追放された七代目市川團十郎(五代目市川海老蔵)が、許されて江戸へ出演の初を祝った、お目見得だんまり」とある。黙阿弥の二十三回忌に刊行された河竹繁俊『河竹黙阿弥』には「一部のまとまつた作物を出す前に、書いた中独立したものと見るべき」「『琵琶の景清』に拠つたもの」と解説される。
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