殉教者

絵画 油彩画

  • 海老原喜之助  (1904-1970)
  • エビハラ、キノスケ
  • 昭和26年 / 1951
  • 油彩・キャンバス・額・1面
  • 98.5×71.0
  • 中央下に署名
  • 3回読売アンデパンダン展 東京都美術館 1951

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殉教者
Martyr
1951年
油彩・麻布
98.5×71.0cm
中下に署名:Ebihara
1951年第3回読売アンデパンダン展
戦後の海老原は、熊本県人吉市、そして1950年から1960年まで熊本市に住み、制作をつづけた。この作品は、戦後、東京で初めて発表された作品であり、以前の簡潔なフォルムから刻みつけるような直線で分割された人物像へと変貌した表現を示して注目された。そればかりでなく、発表時に「サン・セバスチャン」という副題がつけられていたが、一般にヨーロッパの古典絵画では美貌の青年として描かれるところを、ここでは表面的な美しさをはぎとってしまったかのように描くことで、非情な戦争による多くの犠牲者に対する鎮魂歌となっている。なお1955年、熊本県の小峰墓地に、この作品をブロンズ・レリーフにして嵌めこんだ忠霊塔が建てられた。

殉教者

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