版画 その他
夫婦善哉38「まあっ!あたしのどこが甲斐性なしだっていうのさ、この宿六め、あんたがみんな金を使っちまうくせに、このゴロツキが!・・・ようし、美容院に行って髪をくりんくりんに巻いてきてやる、このオタンコナス!・・・そいでもってボンネットも買って・・・あんたはワインのコルク栓でもかじってりゃいいわ、このヒョーロク玉・・・」「わかった、わかった、よしよし、おれが悪かった、いい女房だよ、おまえは、ほんと、家事が得意でさ・・・みんな壊しちまうけどな」
ドーミエ、オノレ
できごと200 「ナポリの刑務所訪問 グラッドストン氏『それで、この男はいったいなんて呼ばれてるのかね?そんなに悪党面してないな?』 看守『ぜんぜんわからないってのか? 奴はカルロ・ポエーリョって名の1848年の共和制内閣んときの扇動政治家さ。世にも立派な王様たちのお情けで、おいらたちがこの人殺し連中をしっかり鎖でつないでおいたから、こいつもちっとはましになったってもんよ。でもよ、万が一晴れて自由の身になったとしても、こいつはきっと自分がどこのどいつだかわからんようになっちまってるさ』」
カリカチュラーナ24 「株式営業中のキャブリオレ馬車 『調子が悪いよ、馬は弱っちまって、ただ飯食わしてる分、おれは飢え死にしちまうよ』『かわいそうなベルトラン、おまえはどうしようもねえ阿呆だな。おまえの役立たずの駄馬をサラブレッドと交換して、1200フランのぼろ馬車はチルビュリーに交換する。そのみすぼらしいお仕着せはジョッキーの上着に換え、そいつを株式で営業させるんだ・・・資本はさーん十万フラン! でっかくやろうぜ、でたらめばかりで出費をめちゃくちゃ増やして、儲けを減らすんだ。なーに、数で埋め合わせすりゃ