高野松山(1889-1976)
牡丹木地蒔絵手箱
TAKANO, Shozan
Box, peony design, kiji maki-e
1956(昭和31)年 漆、蒔絵
h11.2 w21.3 d31.0
高野松山は精緻で多彩な、伝統的な蒔絵技法を得意とし、個性を獲得しました。高度な技術と卓越した表現力を必要とする木地蒔絵もよくし、この手箱では桐の白木の素地に、花芯を金地とし、つやつやした黒漆塗りと輪郭を金蒔絵で表された牡丹の花が大きく二輪描かれています。牡丹の華麗さもですが、白と黒の対照、それに金が巧妙に調和を保っていて、絶妙な作品となっています。