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宮本三郎
MIYAMOTO,Saburo
1905−1974
青い敷物
Blue carpet
1936年
油彩・キャンヴァス
72×117cm
東京国立近代美術館所蔵
石川県小松市に生まれる。1922年川端画学校に入り,翌1923年光風会展に初入選した。その後一時関西美術院で黒田筆太邸に師事,また前田寛治にも学んだ。1927年以後二科展に出品し,1932年会友,1936年会員に推された。戦後の1947年第二紀会の結成に参加,その中心となって活躍するとともに,1966年日本芸術院会員となった。
〈青い敷物〉は,戦前,戦後を通じて裸婦を描きつづけた彼の代表作の一つにあげられるもので,優れた描写力を感じさせる作品である。横臥する裸婦は,やや窮屈そうに身体をねじ曲げている。頭の横で手を組んだポーズも不安定である。しかしこうした複雑な裸婦の曲線が画面に動きを与えており,背景の裸婦を取巻く布や敷物の模様,ひだを表わす太く黒い曲線なども,装飾的な効果をもつと同時に,画面全体の動感をいっそう強める働きをしている。