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奥村土牛(おくむらとぎゅう)(1889−1990)
OKUMURA,Togyu
胡瓜(きゅうり)畑
Cucumber Field
1927(昭和2)年
絹本彩色・額装 193.5×85.0㎝
第14回院展 (作者奇贈)
東京生まれ。16歳の時から父のつてで梶田半古の塾に学ぶ。そこで小林古径、前田青邨らを知る。1917年半古逝去の年に、木版スケッチ集を刊行し、号を土牛とする。年号が昭和に改まった年に古径の紹介で速見御舟の研究会に出席して大きな刺激をうける。そしてこの作品が第15回院展において初入選となる。世田谷の等々力に通って場所を選び、写生を繰返したすえに描かれたもので、「葉の柔らかいふくらみ、その上にまかれた白い薬の摸様の面白さ、蔓の勢い」を、堅実な写実によって描き、自己の画風を確立した、記念すべき作品である。