入涅槃幻想

絵画 日本画

  • 平山郁夫  (1930-)
  • ヒラヤマ、イクオ
  • 昭和36年 / 1961
  • 彩色・紙本・額・1面
  • 178.5×224.0
  • 46回再興院展 東京都美術館 1961

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入涅槃幻想
Fantasy of Nirvana
1961年
紙本彩色
178.5×224.0cm
1961年 第46回院展(日本美術院賞)
平山郁夫は1959年第44回院展に《仏教伝来》を出品し、以後《出山》《天山南路》《入浬槃幻想》《行七歩》など一連の仏伝を主題とする作品を描いた。仏伝を主題に選んだことについて彼は、「1955年ころから心身ともにゆきづまりを感じ、広島の原爆に被爆しているので、その後遺症かもしれないと悩んでいた。自分自身の平安と知人友人の冥福を祈る気持があった。同時に自縄自縛に陥っていた自分を自由に解放したかった」と語っている。この《入涅槃幻想》は新進画家平山郁夫に対する評価を決定的にした作品である。
涅槃とは寂滅ということで、釈迦の死をいう。したがって涅槃図は釈迦の臨終の情景を描写したものであり、わが国でも11世紀以降多くの作例が残されている。しかしこれは画家の自由な仏伝解釈にもとづいており、後世の哲学僧の解釈と思想が入りこんでいる経典や絵画表現の形式を定めた儀軌にこだわってはいない。

入涅槃幻想

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