日本霊異記〈中下/〉
にほんりょういき
概要
日本霊異記(三巻)は、平安時代初期に奈良の僧景戒が著わしたもので、わが国最古の仏教説話集として名高い。その古写は稀で、これまで平安時代写本は興福寺本の上巻(国宝)のみであった。この来迎院本は近時発見された中・下の平安時代の写本で、巻中・下の序をほぼ完存してその内容を明らかにしていること等、従前の諸本の欠を補う点が多く、霊異記の成立あるいはその原本の姿を研究する上に貴重な古写本である。
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