長屋王家木簡
附 平城京跡左京三条二坊出土木簡

ながやおうけもっかん
 つけたり へいじょうきょうあとさきょうさんじょうにぼうしゅつどもっかん

概要

長屋王家木簡
附 平城京跡左京三条二坊出土木簡

ながやおうけもっかん
 つけたり へいじょうきょうあとさきょうさんじょうにぼうしゅつどもっかん

文書・書籍 / 奈良 / 近畿 / 奈良県

奈良県

奈良時代

1669点

奈良県奈良市佐紀町247-1

重文指定年月日:20200930
国宝指定年月日:
登録年月日:

独立行政法人国立文化財機構

国宝・重要文化財(美術品)

長屋王家木簡は、長屋王(六七六または六八四~七二九)と夫人の吉備内親王(?~七二九)の邸宅跡である平城京左京三条二坊一・二・七・八坪の四町域のうち、八坪東南隅の土坑SD四七五〇(全長二七・三㍍、幅二・八~三・七㍍)から出土した木簡である。
附のうち長屋王邸宅跡である一・二・七・八坪から出土した木簡は前述の土坑以外からみつかったもので、長屋王没後の時代の木簡が含まれている。また、庭園跡である六坪にある蛇行溝SD一五二五は菰川旧河道で、出土した木簡は長屋王邸宅から流れてきたものと推定されている。
 年紀がある長屋王家木簡の年代幅は、削り屑を除くと和銅三年(七一〇)八月から霊亀二年(七一六)十二月である。木簡は、内容によって文書・付札・その他に大別できる。さらに文書木簡のうちで授受関係が明らかなものを文書木簡、帳簿・伝票などを記録木簡とする。付札は各地から都に貢進される税物に付けられた「荷札」と、物品の整理・保管のために付けられた「付札」に分けられる。その他は、習書・楽書・記載内容不明の断簡類である。
 出土地が長屋王の邸宅跡であることを確実にしたものは、雅楽寮から「長屋王家令所」に充てて舞人の派遣を依頼した文書木簡で、「移」という正式な文書の記載様式を持つ。
 一貴族の家政に関わる類まれな史料群であり、奈良時代の社会経済史研究上、極めて価値が高い。

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