絣布 飛行機文

かすりぬの ひこうきもん

概要

絣布 飛行機文

かすりぬの ひこうきもん

染織

木綿/絣

L.668mm, W.357mm

国際基督教大学博物館 湯浅八郎記念館

筒描や型染では織り上がった布地の上に糊を置いて防染し、模様を染めるが、糸の状態のうちに模様に合わせて、染めた部分と染めない部分を作り、織り上げた布が絣である。日本では、江戸時代後期から明治時代にかけて、木綿の藍染による絣布が、野良着や蒲団地として盛んに織られた。久留米(福岡県)、伊予(愛媛県)のほか、山陰地方の広瀬や弓ヶ浜が産地として知られている。染めの段階でのにじみ、また織りによる縮みのため模様の輪郭に「かすれ」が生じるが、これが絣特有の昧わいとなっている。日本における飛行機の初飛行は明治43年(1910)だが、その後作られた絣の文様に早速取り入れられている。右下の絣(図版180)は、飛行機の翼にそれぞれ日本、ドイツ、イタリアを示すマークが付けられており、日独伊三国同盟が結ばれていた昭和初期の様子を示す珍しい文様である。

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