紙本著色 大織冠像
しほんちゃくしょく たいしょっかんぞう
概要
本図の伝来した地福寺は茨木市北部の桑原の地に所在し、この桑原を含めた安威地域は、奈良県桜井市多武峯の談山神社に改葬される以前の鎌足の墓所である「阿威山」の地に比定されている。安威には「鎌足古廟」と称する将軍塚古墳(大織冠神社)など、鎌足に関連する伝承をもつ寺社や文化財が存在している。なかでも本図は、寛政年間(1789年~1801年)に松平定信が編纂した『集古十種』と『古画類聚』に「地福寺本」として掲載されており、当該期にはすでに広く認知されていたことがうかがえる。
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