紹巴切
じょうはぎれ
概要
素紙に「後撰和歌集」の歌が書写された断簡。もとは上下2冊の冊子本であるが、上冊は早くに散佚したとされる。本品は巻第19に採録される歌3首を書写したもの。歌一首を一行で書くが、おさまらない場合は行の裾に続きを書き添えている。筆者は藤原定家。定家は晩年に4度の後撰和歌集の写本作成を行ったとされ、「紹巴切」は天福2(1234)年3月2日、定家72歳時の書写本の断簡とされている。定家自身が「其の字、鬼の如し」と形容した、晩年の書風が表れている。
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