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北海道・小樽市

国指定文化財(重要文化財)小樽港防波堤施設 北防波堤北海道小樽市手宮一丁目地先

小樽港防波堤施設 北防波堤

北海道における海陸運輸の拠点小樽港を激しい波から防護するため設置された長大な防波堤であり、北・南・島防波堤の3所からなる。北防波堤は明治41年、南防波堤は大正前期に竣工し、島防波堤と北防波堤延長部が大正9、10年に完成した。コンクリートの巨塊を傾斜させて積む手法と巨大な鉄筋コンクリート造ケーソンによる安定性に優れた構造で築かれ、火山灰を配合して経済性と強度を両立した高度なコンクリート技術も用いた。百年を超えてなお激浪の衝撃に耐え続ける、当時最高水準の技術による土木構造物。日本人技術者が、調査から計画、設計、製作、施工までの全てを統括し、北海道開拓の重要拠点である港湾都市小樽の発展を支え続けた記念碑的な大規模港湾施設でもあり、近代港湾史上価値が高い。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))グリル銀鱗荘(旧北海道水産記念館)北海道小樽市桜一丁目1-2他

グリル銀鱗荘(旧北海道水産記念館)

銀鱗荘旧本館の西側に北面して建つ。鰊の一時保管に用いた「廊下」を移築し、水産記念館として改装したもの。木造二階建、寄棟造妻入で、外装漆喰塗とし四周の窓を虫籠窓風とする外観と太い軸部が重厚。本館と共に北海道水産業の繁栄を物語る記念碑的な建物。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))銀鱗荘旧本館(旧猪俣家住宅)北海道小樽市桜一丁目1-2他

銀鱗荘旧本館(旧猪俣家住宅)

石狩湾を望む丘陵の一角に建つ。開道70年を機に移築した旧鰊漁家と、サンルーム等を備えた地階付平屋の増築部よりなる。移築部は木造二階建、平入、望楼付で、内部に二間半の神棚を祀る六間取り広間を設ける。豪壮な漁家建築を核とする近代の旅館施設。

国指定文化財(重要文化財)旧三井銀行小樽支店 本館北海道小樽市色内1丁目97番地

旧三井銀行小樽支店 本館

小樽の銀行街であった色内(いろない)地区に位置。三井銀行は小樽にいち早く店舗を設置し、小樽が金融集積地となる契機をつくるなど、歴史的に重要な役割を果たした。昭和2年建築の現建物は、鉄骨鉄筋コンクリート造の地方における早い例で、金庫室や保護預庫(貸金庫)に鋼板を貼った防火防犯対策や、暖房などの設備機器も充実させる。半円アーチと、ルスチカの荒々しい仕上げの石張は、イタリアルネッサンス期のパラッツオの形式を復興したもので、当時欧米で潮流したスタイルを洗練された意匠で取り入れる。実施図面などの建築設計図書がよく残っていることも貴重である。