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埼玉県
国指定文化財(重要文化財)氷川神社本殿埼玉県川越市宮下町
川越城跡北方に境内を構える旧川越城下の総鎮守。天保13年の着工で、嘉永2年に屋根葺き、明治3年に上棟遷宮式を行った。唐破風造の向拝を備えた入母屋造、正面千鳥破風付、瓦棒銅板葺の社殿で、大工棟梁は印藤捨五郎と桑村三右衛門、彫物師は嶋村源蔵と飯田岩次郎。木理の美しい素木に施した濃密な彫刻は、繊細かつ立体感に溢れ、天岩戸等の日本神話、源氏にまつわる物語など多様な題材を巧みな構図と豊かな情景で表現しており、彫物師の傑出した造形力と技巧が看取される。過剰ともいえる彫刻装飾は、建築と破綻なく調和しており、工匠の高い技量もうかがえる。関東において江戸後末期に現れる素木の装飾社殿の極致として価値が高い。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))芝﨑家住宅表門埼玉県川口市本町一丁目51-1
敷地の南面中央に開く表門。通りから引き込み建つ、切妻造桟瓦葺の一間薬医門で親柱と控柱を貫で固め、冠木から控柱上の桁へ3筋の梁を架ける。束で棟木を受け、梁先端で軒を支持する。門口に八双金具付の板扉を吊る。欅の良材を用い、旧家の格式を示す表門。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))芝﨑家住宅離れ埼玉県川口市本町一丁目51
敷地南東に位置する離れ。南面して建つ、寄棟造桟瓦葺で正面に縁を設けて、下屋を付す。外壁は漆喰塗仕上、押縁下見板を高く張る。内部は東に踏込土間の玄関を設け、西に六畳の仏間、八畳の座敷を並べる。全体に簡素なつくりながら、敷地南東の景観を形成。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))芝﨑家住宅主屋埼玉県川口市本町一丁目51-1他
市街地中心部に位置する旧家の主屋。敷地中央に南面して建つ二階建寄棟造平入桟瓦葺。東を土間、西に部屋を田の字に配し、南・西に縁を廻らす。北西の座敷は床、床脇に天袋と違棚、付書院を備え、組子の欄間など繊細なつくり。地域景観をつくる上質な主屋。