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滋賀県・湖南市
国指定文化財(史跡名勝天然記念物)廃少菩提寺石多宝塔および石仏湖南市菩提寺
廢少菩提寺阯ニ在リ石多寶塔ハ花崗石造ニシテ仁治二年辛丑七月日願主僧良全施主日置氏女ノ二十字ヲ刻シ當時ノ石造多寶塔トシテ稀有ノモノニ屬ス石佛ハ後背ヲ有スル地藏像三躯左右及臺座ニ四體ノ像アル焔魔王像一躯ニシテ共ニ花崗石ノ半肉彫ナリ焔魔王像ハ略中央ニ近キ所ニテ竪ニ割斷セラル□林□□□及□□□阿彌陀佛權大僧都宗□法印等ノ文字ヲ刻セリ
国指定文化財(史跡名勝天然記念物)平松のウツクシマツ自生地湖南市平松
天然紀念物調査報告(植物ノ部)第一輯 一三八頁 第三輯 五頁 参照
天然紀念物解説 二三九頁
滋賀縣調査報告書 大正十三年
うつくしまつ Pinus Densiflona Sieb.Et fuccf.formosa miyas. ハ赤松ノ天然変形ニシテ樹勢ノ傘状ヲ呈スルニヨリ著シ、同樹ハ唯本自生地ニノミ産シ山ノ一側面ニ群生ス
国指定文化財(重要文化財)多宝塔滋賀県湖南市菩提寺字岡山1846番地
国指定文化財(国宝)善水寺本堂滋賀県湖南市岩根
善水寺本堂 一棟
善水寺は寺伝によれば、和銅年間(七〇八~七一五)の創立といわれ、今の本堂は延文五年(一三六〇)炎上後、貞治五年(一三六六)五月建立されたものという。様式手法をみてもこの時の建築と考えてよい。桁行七間、梁間五間のかなり大きな堂である。外観は多く蔀戸を用い、組物は支輪付きの出組で繰形付の実肘木をもち、中備は束とする。内部は密教本堂の方式にしたがって内外陣とし、菱格子の結界をもって区切る。周囲一間通りを化粧屋根裏とするので、外陣は後半だけ組入天井となるが、この外陣中央の柱列を省略するのに、普通は前後に大虹梁を架けて受けるのに対して、ここでは左右に梁をかける珍しい扱い方をしている。このため側廻り組物内側が遊ぶので、ここに木鼻をつけるが、これは室町時代特有の華麗なものである。内陣は組入天井で、同時代の厨子がある。滋賀県における一連の密教本堂のうちの優作として、この堂の価値は高い。
【引用文献】
『国宝辞典(四)』(便利堂 二〇一九年)