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奈良県・五條市
国指定文化財(重要伝統的建造物群保存地区)五條市五條新町奈良県五條市
五條市五條新町伝統的建造物群保存地区は、近世前期までに成立した町割を良く残し、江戸時代の重厚な町家が多く建ち並ぶ密度の高い町並みを形成し、南大和地域に栄えた商家町としての歴史的風致を今日に良く伝え、我が国にとって価値が高い。
国指定文化財(国宝)榮山寺八角堂奈良県五條市小島町
榮山寺八角堂 一棟
栄山寺は藤原武智麻呂の創立と伝える。八角堂は武智麻呂の子仲麻呂が亡父のため建立したもので、その年代は天平宝字四~八年(七六〇~七六四)の間と推定されている。その後寛治年間(一〇八七~九四)、天文十八年(一五四九)、江戸時代におのおの修理があった。
堂はいわゆる八角円堂で、柱はすべて八角をなし、四面に板扉を開き、そのほかの間に連子窓をそなえる。窓には古制がみられる。組物は三斗組、中備間斗束で、本瓦葺の屋根頂上には石製露盤を置く。ただし現在のものは明治新補のもので、破損した旧露盤は別に保存されている。内部は四本の内陣柱を立て、外陣と虹梁でむすび内陣には天井のような天蓋を置く。内陣の架構法は大斗の上に正方形の大虹梁をかけ、さらに斗を置いて八角に桁を組んだ巧みなものである。天蓋及び内陣の柱、貫等には優秀な彩色装飾画を残している。構造は簡素であるが、法隆寺東院夢殿(国宝)ととみに奈良時代八角円堂の貴重な遺構である。
【引用文献】
『国宝辞典(四)』(便利堂 二〇一九年)
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))藤岡家住宅塀奈良県五條市近内町526
敷地の北西隅にある延長13.6mのL字型の塀で,乱石積基礎の上に建つ。真壁造で,壁は漆喰塗とし,腰を縦板で覆う。腕木で軒桁を受け,板軒で桟瓦葺屋根とする。隅では西辺を一段高くして変化をもたせる。金剛山への参詣道の街路景観を整えている。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))藤岡家住宅築地塀奈良県五條市近内町526
敷地東辺の薬医門から南に下がり,南辺を経て,西面の新座敷まで至る折曲り総延長約78mの築地塀。東面は浅葱色のモルタル塗,ほかは内面漆喰仕上げ,外面中塗り仕上げとし,南面ほぼ中央に潜戸を設ける。大規模屋敷に相応しい重厚な景観を形成している。