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山形県・米沢市
国指定文化財(重要文化財)幸徳院観音堂山形県米沢市笹野本町
米沢市の笹野(ささの)山(やま)東麓に位置する真言宗豊山派の寺院である。置賜(おきたま)三十三観音霊場の第19番札所・笹野観音として広く信仰を集める。観音堂は、置賜一円で活躍した渋谷嘉蔵など4名の大工棟梁により天保14年(1843)に上棟し、彫物師として庄内の後藤藤吉などが関わった。入母屋造平入の大型三間堂で、軒唐破風を付けた入母屋造妻入の向拝を付し、屋根全体を厚い茅で葺く。東北地方では珍しく正面の外陣を開放し、外陣と向拝が形成する広い参拝空間を豊富な彫刻で飾る。当地における江戸末期の観音堂のあり方を知る上で重要。県下では置賜地方に分布する江戸後末期の装飾豊富な寺社建築の代表でもある。豊富な造営資料により建築の経緯や大工などが明らかである点も貴重。
国指定文化財(国宝・重要文化財(美術品))明国箚付〈上杉景勝宛/〉
明冠服類(文禄五年上杉景勝受贈)
山形県米沢市丸の内1-4-13
文禄の役後の日明和平交渉において、明国が豊臣秀吉を日本国王に封じた際に、同国が上杉景勝に与えた箚付と冠服類。箚付は武官職である都督同知に任じた辞令書で、冠服類は官服、官帽、腰帯、靴の一式が揃う。箚付は受給者名を空欄にした「空名箚付」として発給され、和平交渉の過程で修正・加筆がなされていることなど、両国間交渉過程を伝える貴重な資料である。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))小嶋総本店北板塀山形県米沢市本町二丁目752
敷地の北辺東端で主屋の北庭を囲う板塀である。高さ二・二メートル。東端は南へ折れて主屋に取付く。切石基礎に土台を据え、四段の貫の表裏に縦板を大和打とする。笠木は銅板包で、北東の出隅は交差して突出し、鳥休につくる。敷地北側の景観を引き締める。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))小嶋総本店門及び板塀山形県米沢市本町二丁目752
主屋東の前庭を閉ざす門と板塀。門は一間一戸の腕木門で一軒疎垂木とする。切妻屋根は銅板葺で銅板包の大棟両端を鳥休につくる。門口には引違板戸を建込む。板塀は土台建で四段の貫の表裏に縦板を大和打とする。銅板包笠木の南端も鳥休とした丁寧なつくり。