室内

しつない

概要

室内

しつない

三岸節子  (1905-1999)

みぎしせつこ

昭和17年/1942年

油彩・キャンバス

91.0×73.0cm

1点

画面左下に年号・署名:2602.9 S.MigiSi
新制作派協会第7回展(1942)

一宮市三岸節子記念美術館

輝くような色使いの中に読書をする少女と室内の様々な物が描かれ、濃密な空間を作り出している。晩年まで愛用していた八角形のテーブルの上には、カップや果物が点々と置かれ、濃い影を落としている。全体的に見ると、バックの絨毯や壁が濃い色彩で塗りこめられているのに対し、手前のテーブルや少女などはかすれるようなタッチで描かれており、背景から際立っている。それと同時に、壁の水玉と丸い果物を呼応させ、背景と前景につながりを持たせている。戦時中の暗い世相とは対照的にあふれんばかりの豊かな色彩と温かな世界が広がる。

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