型紙 源氏香文

かたがみ げんじこうもん

概要

型紙 源氏香文

かたがみ げんじこうもん

その他

和紙/突彫

彫り寸法:L.250mm, W.413mm

国際基督教大学博物館 湯浅八郎記念館

和紙に柿渋で防水加工を施し、文様を彫り抜いた染色用の型である。型染する際には紙を使って生地の上に糯米の糊を置き、染め上がったら糊を洗い流す。こうすると糊を置いた部分が防染されて、文様が白く染め残るのである。江戸小紋や型友禅のほか、中形(ちゅうがた)と呼ばれる木綿浴衣地に模様を付けるためにも使われた。通常は一枚の型紙を順次移動して一反分の連続模様をつけるが、二枚以上の型紙を組み合わせて使うこともある。文様の彫り方としては、突彫、錐彫、引彫、道具彫があり、それぞれの文様に適した道具と技法が用いられる。これらの型紙は、ほとんどが伊勢湾沿岸の白子(しろこ)、寺家(じげ)一帯で作られており、一般に「伊勢型紙」として知られている。源氏香文とは、香を焚くことは古代から行われていたが、江戸時代には香道が大名や町人にも広まり、「源氏香」が流行した。これは5種類の香を一種5包ずつ25包にし、その中の5包を焚いて香りを当てる遊びである。縦線5本を横線で繋いだ52種類の符号があり、それぞれに源氏物語五十四帖から名前がつけられている。形の面白さから様々な文様に取り入れられた。

関連作品

チェックした関連作品の検索