吉野葛の製造技術
よしのくずのせいぞうぎじゅつ
概要
吉野葛の製造技術は、奈良県吉野地方に伝承されてきた、クズの根から抽出したデンプンで葛粉を製造する技術である。山中に自生するマメ科のクズは、根にデンプンを蓄積する習性をもっており、我が国では、これを冬季に採取し、精製することで、薬用や食用に利用してきた。
クズの根を細かく砕いてデンプンを取り出し、乾燥させで粗葛とした後、冷水に晒して不純物を丁寧に取り除く「吉野晒し」の工程を経て、白色の葛粉を完成させる。本件は、葛の製造技術の成立を示すものであるとともに、我が国におけるデンプンの採取・精製の技術を考える上で注目される。
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