柄鏡 亀甲花菱文

えかがみ きっこうはなびしもん

概要

柄鏡 亀甲花菱文

えかがみ きっこうはなびしもん

金工

銅/鋳造

L.241mm

国際基督教大学博物館 湯浅八郎記念館

柄鏡は、主に青銅(銅と錫の合金)で作られた、持ち手の付いた円形の鏡である。室町時代にうまれた柄鏡は、それまで使われていた円鏡や方鏡よりも機能的であり、江戸時代には化粧文化や装いの文化の発展の中で、化粧の道具や婚礼道具のひとつとして庶民の間で普及した。鏡面は錫アマルガム(錫と水銀の合金)が塗られ良く映ったが、しばらく使うと曇っていくことから定期的に職人(鏡研ぎ)による磨き直しが必要だった。背面は文様や図柄が施され、特に江戸時代には鏡の大型化が進み、背面全体に絵画的文様が施された。用いられた意匠は様々で、鶴亀や松竹梅などの吉祥文をはじめ、動植物や人物・山水図・家紋などがある。亀甲文とは、正六角形またはその連続文様。その形が亀の甲羅に似ているので、日本では亀甲文と呼ぶが、英語では蜂の巣に似ているため「ハニカム・パターン」とも呼ばれる。西アジアで生まれ、シルクロードを経て日本に伝わったと云われ、平安時代から織物の文様に使われた。中に鶴や花菱を入れることもある。

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