馬の腹掛 「新」文字に隠笠文

うまのはらがけ 「しん」もじにかくれがさもん

概要

馬の腹掛 「新」文字に隠笠文

うまのはらがけ 「しん」もじにかくれがさもん

染織

木綿/筒描

L.300mm, W.650mm

国際基督教大学博物館 湯浅八郎記念館

筒描染は手描きによる染色法である。これは、糊を防染剤に用いた糊染めの一種で、渋紙で作った円錐型の筒の先に口金をはめたものに糊を入れ、手で絞り出しながら思い通りの模様を布面に描いていくものである。この際、糊が付着した部分は染まらず、白く残る。筒描を用いると型染では出せない線や、文様の輪郭が描ける。手描きによる絵画的効果、ダイナミックで力強い図柄、自由で個性的な表現が可能である。技術的に高度なものでは、繊細な茶屋染や友禅染の着物から、最も素朴な藍染単彩の白抜き模様の蒲団地などがある。筒描は庶民生活と密着しており、庶民染色の源流をなしていた。蒲団地、油単、祝風呂敷、大漁旗や万祝などに使われ、現在に至っても鯉のぼり、吹流し、暖簾や法被[はっぴ]にその技法は活かされいる。隠蓑や隠笠は、身に付ければどこからも見られず、姿を隠すことができる。天狗などが持つ宝物とされた。羽衣は天女が飛翔する時に着る衣といわれる。笠には、一女笠、花笠、編笠、陣笠など、様々なものがあり、その造形の面白さから多くの工芸品に施される。

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