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東京都
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))松連庵(旧松連寺庫裏)東京都日野市百草560
多摩川丘陵南東端に広がる百草園内に東面して建つ旧松連寺の庫裏。桁行八間半、梁間四間、寄棟造平入茅葺で、正面に二間半の式台を構え差掛け屋根を付す。内部は北を土間とする六間取で、端正な床構え付き座敷を設ける。旧庫裏を転用した茅葺屋根の園内施設。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))小堀家住宅主屋東京都世田谷区深沢八丁目108-7
桜新町駅南方の開発住宅地に位置する日本画家小堀鞆音の旧宅。二階建入母屋造妻入銅板葺で西面に下屋を付し玄関とする。一階は中廊下の南に座敷や居間、北に水回りを配し、二階は五室で南東は元アトリエ。住宅地の中で建ちの高い入母屋の屋根が目を惹く主屋。
国指定文化財(国宝・重要文化財(美術品))七宝四季花鳥図花瓶〈並河靖之作/〉千代田区千代田1-8
一九〇〇年パリ万国博覧会出品のため宮内省より製作を依頼された作品で、近代七宝を牽引した並河靖之(一八四五~一九二七)の代表作である。
釉の色調は明るく、彩度が高く、色数は豊富である。また、輪郭線の内側で色彩のグラデーションを多用する事により、モチーフとなる鳥や植物の特徴をより忠実に表現し、立体感や空間の奥行を感じさせることにも成功している。地の黒色釉は、濁りのない真の黒を呈し、色むらや不純物、釉の欠損などは見られず、光沢のある表面となっている。この黒色釉が鮮やかな花鳥の図様を引き立てつつ、空間の広がりを感じさせる効果も持っている。
並河工房の工場長として知られた中原哲泉(一八六四~一九四二)は、優れた下図を多く残したことで知られ、本作品の下図も手がけており、その一部が現存している。花や葉の輪郭は細筆による均一な線で描かれており、肥痩線はそれと明確に区別して描かれている。製作に入る前の綿密な計画と準備を伺い知ることができる。
この花瓶は、有線七宝による細緻な図様表現、器形と調和した構図、明るく豊かな色彩の釉調など、並河七宝の特色が余すところなく発揮されている。並河の作品の中でも最大級の大きさを誇り、代表作と呼ぶにふさわしい堂々たる姿である。明治時代の七宝作品のなかでも際立った作行を示しており、近代工芸史上で欠くことのできない重要な作品である。
国指定文化財(国宝・重要文化財(美術品))旭彩山桜図花瓶〈三代清風與平作/〉千代田区千代田1-8
明治三十八年(一九〇五)の日本美術協会第三十七回美術展覧会で三等賞銅牌を受賞し、宮内省買い上げとなった。長い年月をかけて清風が追究した白磁、浮文、釉下彩の技術を結集し、その到達点を示す代表作である。また、日本の美意識を反映させた作として、明治時代を代表するものであり、日本近代陶磁史上、重要な作例である。