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熊本県・上益城郡益城町

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))有馬家住宅蔵熊本県上益城郡益城町大字砥川字宮園2129

有馬家住宅蔵

市街地南方の高台に位置する旧家の米蔵。敷地南に東面する2階建切妻造妻入桟瓦葺で正面に下屋を付す。外壁は漆喰塗で腰は海鼠壁とする。一階は土間で内壁周囲に荷擦木を打ち、二階は板敷で上部に束立と登梁の和小屋を現す。正面妻の菊の鏝絵が目を惹く土蔵。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))古荘家住宅(旧谷家住宅)主屋熊本県上益城郡益城町大字島田字櫛嶋屋敷1006-1

古荘家住宅(旧谷家住宅)主屋

木山川南岸の農村集落にある旧家の主屋。つし二階建切妻造桟瓦葺で周囲に下屋を廻し、正面に式台玄関を突出する。平面は六間取で、砂壁仕上とする座敷は付書院を備え、床と床脇にケヤキとマツの一枚板を用いるなど上質。式台を構えて旧家の格式をみせる主屋。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))林家住宅主屋熊本県上益城郡益城町大字小谷字荒瀬33

林家住宅主屋

阿蘇外輪西裾の集落に所在する在宅侍衆の旧宅。木造平屋建で屋根は東を入母屋、西を寄棟とし、南面して建つ。正面側中央の表の間の玄関に式台の痕跡を残し、西上手に上質な床構え付座敷を配して切目縁を回す。在宅侍衆と呼ばれた武士の住宅として貴重。

国指定文化財(史跡名勝天然記念物)布田川断層帯熊本県上益城郡益城町

布田川断層帯

「布田川断層帯」は,最大震度7,マグニチュード7.3を観測した平成28年熊本地震の震源断層である。断層の変位によって,熊本県内各所に亀裂や段差などの地表地震断層が観察された。熊本県益城町は,地震直後から変位が顕著に観察可能な場所であること,生活復旧への影響が最小限であることなどを条件として地表地震断層の保存の検討を開始し,杉堂(すぎどう)地区,堂園(どうぞの)地区,谷川(たにごう)地区の3か所について文化財として保存する方針を示した。その後,専門家の指導のもと町民と行政による保護活動が行われ,断層に沿って生じる湧水地も含めて保存が進められた。
布田川断層帯の地表地震断層は,熊本県嘉島町から益城町,西原村にかけてほぼ連続的に長さ約31kmで露出した。益城町杉堂地区や堂園地区をはじめ多くの地点で,北東―南西の方位に延びる右横ずれを示した。その最大変位約2.5mは堂園地区で記録されており,田畑と畦道の屈曲から確認できる。一方で,益城町谷川地区などでは,卓越する右横ずれ断層と斜交し北西―南東の方位に延びる左横ずれ断層が確認された。
これらの断層は,平成28年熊本地震で生じた多様な断層の運動と連続性を現わしており,学術上価値が高く,地震の被害を将来に伝える災害遺構としても貴重である。