工芸品 / 明
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明
- 白磁胎、円曲線に近いふっくらとした側面で内外に透明釉をかけ、高台畳ずりは露胎。見込み縁廻りに菱繋十字文帯を、底はわずかに盛り上がり、二重圏線内に土坡に菊文をそれぞれ染付であらわしている。外側面は上下に圏線を描き、菱繋ぎ文地の四方に牡丹唐草文を金箔押した牙象文を配し、その間に半菊花文と瓔珞様菱文をあらわしている。これらは赤絵、緑、黄で上絵付けし、さらに金箔を施す。高台廻りには緑と赤の上絵で蓮弁文帯を廻らす。
- 口径12.8~13.1 高6.1~6.6 径4.6~4.7 (㎝)
- 5口
- 重文指定年月日:19720530
国宝指定年月日:
登録年月日:
- 個人
- 国宝・重要文化財(美術品)
円曲線に近いふっくらとした側面をもつ碗で、赤絵に緑・黄を交えて上絵付し、さらに金箔を施している金襴手の碗である。見込には菊文、高台裏には「万福攸同」の吉祥銘をそれぞれ染付している。十六世紀の中葉、中国明時代の嘉靖年間に江西省景徳鎮窯で焼造されたものである。金襴手の作品は少なくないが、この種の碗は稀れであり、保存も完好である。