工芸技術 陶芸
- 選定年月日:19570330
- 記録作成等の措置を講ずべき無形文化財
黄地【おうじ】紅彩【こうさい】は、中国明時代の嘉靖期に江西省景徳鎮窯で焼造された窯芸で、華やかな明の赤絵のうちでも特に豪華濃麗な上絵技術である。その後、この技法は中国でも廃絶したらしく、明末・清朝の遺品には見られない。
黄地紅彩の技法は、白磁胎に透明釉をかけて約一三〇〇度の高温で本焼し、その上に低火度の黄釉を塗って約一〇〇〇度の火度で焼きつけ、さらにその上に赤の上絵具で文様を描き、約八五〇度でもう一度焼いて製作する上絵付技法の一種である。