漆塗台盤 うるしぬりだいばん

工芸品 / 南北朝

  • 南北朝 / 1379
  • 二基とも底裏に三本の優美な鷺脚を付けた円形の盤。木地は檜材、盤部は一材からの挽物仕上げで、鷺脚の付根には猪目透かし刳形の持送りを矧ぎ合わせている。漆塗りは、丸耳形の縁と裏面中央部に黒漆を塗るほかはすべて朱漆を塗る。
  • (一)径44.4 高22.5
    (二)径43.5 高20.4  (㎝)
  • 2基
  • 重文指定年月日:19890612
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 最御崎寺
  • 国宝・重要文化財(美術品)

 銘にある日和佐保【ひわさほ】八幡宮とは、現在も徳島県海部郡日和佐町に所在する日和佐八幡神社のことで、最御崎寺とはほど近い。
 この種三脚付き台盤の古例は他に知られていないが、鎌倉時代の絵巻に椀・皿類をのせて描かれた例があり、当時折敷【おしき】や高杯【たかつき】と同様に一般に用いられていたようである。
 神前の御饌【みけ】を盛る供具【くぐ】としても、鷺脚付の円形盤という稀少な遺例であり、かつその銘により作期・由緒が明確であることなど、この種の中世漆芸品の中でも基準的・代表的な遺例の一つとして価値高い。

漆塗台盤

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