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山口蓬春(1893-1971)
YAMAGUCHl,Hoshun
秋
Autumn
昭和36(1961)年
作者寄贈
十和田湖近くの森に取材した作品。トチの木の葉が,緑から黄色へグラデーションでうつりかわるさまは,単純化した色面によって装飾的に表現されているが,その中に描かれたアカゲラの姿は写実的に捉えられている。春はこの作品を皮切りに≪春≫≪冬≫≪夏≫の傾で四季を題材にした連作を日展に発表した。戦前は松岡映丘主宰の新興大和絵会に参加し,戦後は日本画に新しいモダンな造形性を取り入れた彼は,この作品においても四季折々の花鳥画という伝統的な画題を現代に蘇らせ,写実と装飾を一致させようとしている。(S.0.)